第12回講座最終回 人生を変える
これからあなたにとって、人生を変えるほどの大切なお話をします。
この話があなたの胸に届き、心に響き、実行できる力があることを心から願っています。
そして私は、あなたの気づきのきっかけになれることを、舞台の神様から託されたと思い日々働いています。
全ての舞台人に、最も重要な項目です。
そして多くの舞台を目指す人たちが、このスキルを持っていません。
だからオーディションに合格しないのだと理解できた時、
あなたの人生ごと変わっていくことになるはず。
心を静かにして、何度も何度も読んでください。
あなたの夢が叶うことを、私は心から祈る気持ちで願っています。
第12回目講座
「人生を変える。」
「夢って、努力だけじゃ叶わないんだね・・・・」
ある人が、私に話してくれました。
「 先日オーディションの本選まで進めたんですけど、緊張して思う様に力が発揮できなくて、オーディションに落ちてしまいました。
あんなに頑張ったのに・・・・。
後一歩だったのに・・・・。
努力したのに・・・・。思う様にできない自分を許せないんです。
どうしたらいいのかわからない。
私は本当にダメな人間なのです。
でも、私は夢を叶えるために日々懸命に努力しています。
苦しい練習、自分の時間を全て犠牲にして、友達と遊ぶこともないし、楽しいことをすることもしていません。
だって・・・遊んでいる時間があれば、練習して、努力するべきです!
たまに、遊びに行ってしまった後、後悔するんです。
あの時間で出来たことがいっぱいあったのに・・・・って。
今立っている舞台よりもっと大きな舞台を目指したいんです。
小さな劇場の、ギャラも出ない吐き出しの舞台に立っていると、だんだん虚しくなってくるんです。
お客様も知り合いばっかりだし、お付き合いで来てくれている感じですから。
レ・ミゼラブルや、ミス・サイゴン、劇団四季の様々なキラキラした舞台。
あんな舞台に立ってみたい!心から憧れます!
レッスンでは、スクールの先生から毎回厳しい指導を受けています。
先生も夢を叶えるために必死で頑張れと教えてくれます。
でも、歌う時には喉に力が入ってしまうし、ダンスのレッスンも自分よりもっと上手な人がいっぱいいて、自信が持てません。
でもでも・・・だから一生懸命練習して頑張るんですよね!。
先生は厳しくて、叱られて泣きながら帰る道もありましたけど、どんなひどい言葉で叱られても、私の夢を叶えるためにしてくださっているのです。
頑張らなきゃ!って思います。
練習するのが辛い日もあるんです。
本当は何もしないでのんびりしたいって思ってるんですけどね 笑
それは夢が叶うまで我慢しなきゃ。
自分の夢を叶えるために、毎日毎日厳しい練習を繰り返しても、思う様に出来ないことが悔しくて、
こんなに努力しているのに、私よりもずっと下手な友人が舞台に立つ姿を見て、羨ましくて・・・
どうしてあの子が?って、妬ましい思いもありました。
負けたくない・・・
自分も舞台に立ちたい・・・
今まで私を認めなかった人たちを見返してやりたい・・。って思ってます。
これは成功しない人のパターンです
・・・・・・・・・・・・・・
こんなに努力しているのに、どうして上手く行かないんだろう。
あなたはそんな経験をしたことがありませんか?
このテーマは、舞台人だけではなく、あらゆる社会で生きていく中で感じることだと思います。
私はかつて、この感情に振り回される経験をしました。
遊びも楽しみも犠牲にして努力したのに・・・。
周りの成功を見て、私自身の無力さと、愚かさと、夢が叶わない現実に自分を消してしまいたいと思うことさえありました。
オーディションに不合格になるたびに自分が否定されている様な気持ちになってしまったのです。
これが成功しないパターンの思考の代表です。
解決する方法は誰も教えてくれないことでした。
「近年、海外からの受験者が多く、彼らのスキルは非常に高いのです。
日本人と彼らのスキルの高さの徹底的な違いがあります。
ある意味これは太刀打ちできません。」
覚えておられるでしょうか?
これは無料講座の第一回目。
あなたと私の出会いの奇跡が起きた時に、私があなたに投げかけた言葉でした。
圧倒的に日本人に不足している事。
それは、自分自身の本質を理解し、自分を信じ、周りに愛を持って行動する事ができる人が少ないからです。
周りに愛を持って・・・とは、周りにある全てのものです。
そして世界の舞台に飛び出して行けず、戦えない理由。
どうしてでしょう。
それは日本では教えてもらえないことだからです。
そして、嘗ての日本では、最も重要だとされ教育されてきた内容でした。
同じ努力をしても、高い能力を発揮する秘密
それは、「自分自身の本質を知り、信じていること」
海外の方々にはこの感性が強く存在します。
信仰するものがある人は祈りがあり、自分自身を信じる様に幼い頃から教わっていますので、自己肯定感も高く、見えない存在を信じる力もあります。
芸術は全てが見えない存在であり、心で感じるものです。
周りのものに対する愛をもち、自分自身も愛する様に教わることは多くの宗教に存在します。
実はこれが、舞台人としての能力の高さにつながるのです。
現代の日本人はどうでしょう。
自分自身を愛すること、信じること、自身の本質を学ぶ機会がないままに成長し、目に見えるものだけが全てであると認識している人が多くいます。
かつての日本は自然信仰があり、感謝と愛を学ぶことが多くありましたが、現代はそれが自分が望んで探さない限りどこででも学べるものではなく、生活にも根ざしている状況ではなくなりつつあります。
これがあなたの力を奪っているものです。
見えるものだけ、形があるものだけを判断することは、全体のたった5%にしか過ぎません。
実はそのほかに存在する95%のものに目を向けていない事が、あなたを「苦労」させているのです。
それは意識に上がってこない潜在的な能力。
潜在意識です。
あなたの能力の95%以上はその潜在能力に隠れているのです。
舞台は無意識の領域
計算して、楽譜を頭に浮かべ、台本の文字を浮かべ、右に数歩歩いて・・と計算しながら舞台に立っているキャストがいるでしょうか?
みんな舞台上では、動き、歌、セリフは、自分がその人物になったかの様に染み込ませていますので、自然に無意識に近い状況です。
無意識=潜在意識の領域です。
無意識でもできるようになるのは、「繰り返し繰り返し練習する事」です。
それは潜在意識、右脳(感性、感覚的、芸術的)にプログラムするには「繰り返す」事が必要だからです。
こんな経験はありませんか?
昨日までずっと繰り返して練習していたのに上手くいかなかった箇所が、翌日にはできる様になっている。
これは繰り返す事で右脳にプログラムし、潜在意識の領域に覚え込ませているからです。
潜在意識のプログラムには時差があるので、今自分の努力している結果として見えているものとプログラムするスピードの時差のせいで、繰り返しているのに出来ない・・・という現象が起こるのです。
自分の内なる力を知ることが重要
毎日焦っていたら・・・
焦っている事が実る未来が訪れるためにずっと焦る事柄が起こります。
出来ない出来ないと思っていたら
出来ないという事が実未来がやってきます。
これは、脳の仕組みでそうなっているのです。
脳は自分の思考する未来を作る様に自分に働きかけるからです。
成功者は知っている。やっていることがある。
オーディションに合格する事・・・
即ちあなたにとって、「成功する事」
あなたが成功するためには、日々の努力が必要ですね。
でも、その努力している自分が、自分自身の能力の5%しか使っていない状況であるとしたら・・・?
苦しい道だと思いませんか?
エンジンが小さな車で高速走行出来ません。
あなたがもっと軽やかに、もっと高速で、夢の実現をするためには、あなたの能力を5%ではなく、95%を使う事です。
最強の能力は無意識にある
想像してみてくださいね。
舞台では、頭で考えてステップを進んだり、セリフを思い浮かべたり、楽譜を思い浮かべたりしませんよね。
無意識で演じ、踊り、歌えるようになる。
無意識=潜在意識が働く領域であり、右脳優先での行動であり活動です。
その役になっている。
俳優が俳優に見えたら失敗です。
どんな大スターでも、舞台上では、その役に見えるのが当たり前です。
そこには無意識の領域があり、その領域で演じているからです。
私は、私であって、私ではない。
日本ではこの領域を、「無の境地」「無我夢中」などと言い、その境地を極めるためのものが多くありました。
本来は日本人はその能力が高いはずなのです。
数十年前までは、日本人は海外に出てもどんな分野でも高い能力を誇りました。
それは古来から伝わる日本の伝統的な教育で、長い時間の中で伝統として伝えられてきたものです。
あなたは緊張するなら失格です。緊張しない無意識の領域を使える
無意識で、歌ったり演じたりできる。
練習があり、稽古があります。
ちなみに、練習と稽古は違います。
練習=個人で行う
稽古=舞台のキャストたちが演出の指導のもと練習したものの上に作り上げる
稽古では、すでに無意識で出来る状態まで自主練習してくるのが当たり前です。
オーディションでは、あなたがその練習ができる人かどうかも、製作側は見ています。
あなたは顕在意識と潜在意識ということを学んだ事がないとしたら・・・・
あなた自身を本当の意味で理解していないのです。
何かにチャレンジして夢を叶えたい時に、自分自身がどの様な能力を兼ね備えているのかを理解していない状態で努力しても、その努力が空回りします。
潜在意識は常にあなたのために働いています。
あなたが望むものを叶えようとしています。
あなたが繰り返し思う思考に沿って、未来を作ろうとします。
それは脳の反応であり、脳の仕組みです。
左脳の顕在意識は、人間の能力のほんの5%にも満たない能力です。
海に浮かぶ氷山です。
海面から見えている部分よりももっと海底に大きな氷の塊があります。
これはあなたです。
日常で使っている目に見えるものを判断し、行動し、社会生活を送れる様に幼少期から覚えてきた項目を使って日常生活を過ごしている意識、能力を顕在意識として考えてください。
その中であなたは夢を叶えるために努力をして、出来ない事がたくさんあるはずです。
そしてその出来ない事に意識をフォーカスすることで、海底にある潜在意識は、その繰り返し思う思いを叶える様にいろんなことを体験させる様に促します。
出来ないと思えば、出来ないという現実を作ろうとします。
頑張るという意識の中では、頑張るという未来を作ろうとします。
では・・・・・
楽しいと思い、リラックスした状態で自分の夢を描き声に出してみたとしたら・・・・・
潜在意識は音でプログラムしやすくなります。
声、音
しかも心地よい音です。
人はそれぞれ、自分の声が最も心地よいものです。
あなたは日々努力しているのは表面に見えている顕在意識でいろんな練習をしたり、学んだりしています。
あなた自身の能力の表面を覆っているのです。
その割合は 5%に満たないと言われています。
しかし あなたの潜在意識はこんなにも大きく、そしてあなたの望みを叶えるために存在しています。
あなたは全ての能力を使ったら、もっと軽やかに現実化する事ができます。
かつての私は自己否定の塊でした。
当然否定される様なことばかりおきます。
そしてオーディションもことごとく不合格でした。
この潜在意識のメソッドを学び実践する様になってから、自分が思わぬ道もおとずれますが、それ以上に「軽やかに成功の道を進んでいける」のです。
私は現在までに、国内外にいる舞台人を累計3万人以上指導してきました。
その中でブレることなく伝え続けているのは、この『本来の力を目覚めさせること』
これは、私がブロードウェイミュージカルのスタッフとして修行していたときに、あらゆる舞台での俳優たちが予約しても予約が取れない超人気のメソッドのクラスで学んだものです。
まさに、舞台人としての成功だけではなく、人生を軽やかに守られて進める方法です。
夢と希望を届ける俳優になるにはあなたが輝くことです。
ミュージカルは夢の希望のファンタジーと言われます。
観に来る方々は、その夢と希望を観にきます。
そして、感動を持ち帰り、明日からの日々の生活の中での、エネルギー源にします。
舞台に立つ人が輝いているからこそ、そのエネルギーが届くのです。
潜在意識人の90%の隠れている能力に語りかけるミュージカル
わくわくした、心が躍って幸せな気持ちになる。
ミュージカルは美しい舞台と美しい音楽とともに、夢と希望を描く内容のストーリーが大半です。
残念ですが、この人は成功しません。オーディションにも合格できません。
どうしてでしょう?
こんなに努力しているんです。
きっといつか夢が叶うでしょう・・・・と言いたいところですが、
これが一番やってはいけない行動なのです。
もう一度 上記の方の行動パターンを見てみましょう。
見逃してはいけないネガティブな行動パターン
私は夢を叶えるために日々懸命に努力してきました。
苦しい練習、
自分の時間を全て犠牲にして、練習を続けました。
やりたい事も我慢しています。
友達と遊ぶこともなく、
楽しいことをすることもしていません。
遊んでいる時間があれば、練習して、努力するべきです!
レッスンでは、毎回厳しい指導を受けています。
先生に叱られ、泣きながら帰る道もありました。
でも先生は私のために厳しい指導をしてくださるのです。
どんなひどい言葉で叱られても、私の夢を叶えるためにしてくださっているのです。
練習するのが辛い日もありました。
自分の夢を叶えるために、毎日毎日厳しい練習を繰り返しても、思う様に出来ないことが悔しくて、
こんなに努力しているのに、私よりもずっと下手な友人が舞台に立つ姿を見て、羨ましく、妬ましい思いもありました。
負けたくない。
自分も舞台に立ちたい。
今まで私を認めなかった人たちを見返してやりたい。
先日オーディションの本番。
緊張して思う様に力が発揮できなくて、オーディションに落ちてしまいました。
あんなに努力したのに、思う様にできない自分を許せない時間を過ごしました。」
思いの力=想像力・想念です。
心で感じる事は、全て直接右脳、潜在意識に刻印されます。
記憶される、プログラムされるとも言います。
潜在意識は、人の心に例えられたり、スピリットに例えられたりします。
普段は、潜在意識は表に出ていません。
よく「人間は能力を5%しか使えていない」 と子供の頃に理科で習ったことはありませんか?
これは、ある意味正解ですが、間違いでもあります。
潜在意識=無意識の領域です。
例えば・・・・無意識にみているテレビの音楽を勝手に覚えて歌ってしまうことありませんか?
テレビCMなどはこの典型です。
繰り返し、意識をしていないときに聞こえてくることで、潜在意識に刻印されて記憶されます。
ふと無意識の時に、そのCMの歌が口からポロッと出てしまう・・・・。
これこそ、宣伝する側の狙いです。
潜在意識、無意識に刻印することができれば、人間は無意識にその商品が「欲しい」と思っていると認識し、手に入れようと行動するからです。
潜在意識の能力は「繰り返し」、心に「思うこと」を記憶し、実現しようとする。
1. 毎日の練習を、しなければならない と思いながら、真剣に、一生懸命頑張っている人。
2. 毎日の練習を、したいと思った時に、リラックスして、最高に楽しんでしている人
同じ時間の練習量だとしたら、 2の人は、1の人の 100倍上達します。
なぜなら、1.の人は 顕在意識を使い、 2,の人は 潜在意識を使っています。
顕在意識とは、0歳から3歳にかけて発達した本能的潜在能力である右脳が劣勢になり、言語や計算、経験などを記憶するための後天的能力である左脳が優勢になった時に、最前線で活動を始める意識です。